LANケーブル|CAT6a→CAT8に交換して速度を比較してみた

LANケーブル|カテゴリ6aから8に交換して速度を比較してみた
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LANケーブルをCAT6aからCAT8に交換

回線速度を結構気にするタイプ、管理人のざんまいです。

皆さんはLANケーブルは何を使っています?

スタンダード?スリム?フラット?CAT5?CAT6?CAT7?CAT8?

種類も色々ありますが、だいたいはCAT6↑ぐらいを使ってる方が一番多いんでしょうか。

先日ふと、「自分が使ってるLANケーブルって買ったのいつだったかな?」と疑問に思って履歴を見たところ、9年前にAmazonで購入していました。

私が使用しているのは、カテゴリー6aのフラットケーブル。

もうすぐ10年になるなら買い替えようかなと思ったのですが、なにやらLANケーブルの寿命は20~30年らしくまだまだ余裕で使えるっぽい。

LANケーブルの寿命が長いことに驚きつつも、やはり交換しようと決めました。

なぜかというと、実はずっとCAT8を試してみたかったんですよね。

検索すればCAT6aで十分でCAT7とCAT8も必要無いと言われてますけど、やはり自分の環境で試してみたくて。

そこで今回ご紹介する、おすすめのコスパアイテムはこちら、

UGREEN LANケーブル CAT8 スタンダード

UGREEN LANケーブル CAT8 40Gbps/2000MHz

カテゴリー8なのに価格がリーズナブルで、メッシュケーブルに爪折れ防止と機能も十分。

今使っているLANケーブルがフラットなので、今回はスタンダードにしてみました。

実験的な意味あいもあるので、よりノイズ干渉に強いタイプに。

それでは、UGREEN LANケーブル CAT8の詳しいレビューをご覧ください。

UGREEN LANケーブル CAT8の本体詳細画像

UGREEN LANケーブル CAT8 スタンダード 2m

価格は安いのに、かなりしっかりした造りです。

取扱説明書のような物とよくわからない紙。全部英語です。

UGREEN LANケーブル CAT8 スタンダードの取扱説明書と謎の紙。

コネクタ部分には、保護のためにキャップが付いています。

UGREEN LANケーブル CAT8 スタンダードのコネクタの保護キャップ。
UGREEN LANケーブル CAT8 スタンダードのコネクタ保護キャップを外した状態。

爪折れ防止構造。

コネクタを差し込むとカチッと結構大き目な音がします。

かなりしっかりはめ込まれたといった感じ。

UGREEN LANケーブル CAT8 スタンダードのコネクタ部分の表側。
UGREEN LANケーブル CAT8 スタンダードのコネクタ部分の裏側。

ケーブルはナイロンの編み込み(メッシュケーブル)。

UGREEN LANケーブル CAT8 スタンダードのメッシュケーブル部分。

UGREEN LANケーブル CAT8の仕様

  • メーカー:UGREEN
  • カテゴリー:カテゴリー8
  • ケーブル形状:スタンダード
  • 最大通信速度:40Gbps
  • 伝送帯域:2000MHz
  • コネクタ形状:RJ45シールドコネクタ
  • ワイヤ構造:4対8線銅撚線(シールド付き)
  • 外部シース:ナイロンメッシュ
  • 重量:56g
  • 備考:STP、爪折れ防止

LANケーブル|速度測定サイトでCAT6aとCAT8の速度を比較

現在使用しているのが、BUFFALOのLANケーブルでカテゴリーは6a。

これをUGREENのLANケーブル、カテゴリー8に交換して速度比較をします。

各LANケーブルのスペックは以下。

BUFFALO
LANケーブル
UGREEN
LANケーブル
カテゴリー6a8
ケーブル形状フラットスタンダード
最大伝送速度10Gbps40Gbps
伝送帯域500MHz2000MHz
長さ3m2m
シールドUTPSTP
  • UTP(Unshielded Twisted Pair)
    シールド処理が施されていないツイストペアケーブル
  • STP(Shielded Twisted Pair)
    シールド処理が施されているツイストペアケーブル

主な変更点は、
カテゴリーはCAT6a→CAT8
ケーブル形状はフラット→スタンダード
ケーブルの長さは3m→2m
UTP→STP

変更点を見れば分かる通り、かなりノイズ干渉に強いケーブルに変えてみました。

昨今の環境はWi-FiやBluetooth、USB3.0やワイヤレス系などかなり干渉する機器が増えたような気がします。

無線マウスや無線キーボードを使っていると、ノイズ干渉で挙動がおかしくなったりすることも経験しているので、電磁波対策はできるだけしたいところ。

よくネット記事では、CAT6aで十分でCAT7やCAT8は家庭には不要だとか、使用するならアースが必要とも書かれていますが、以下の記事を見るとそうでもないようです。

この記事を見て私はCAT8を導入することに決めました。

専門家の人がちゃんと検証しているので、これ以上ないほどの説得力がありますよね。

それとここ最近になってPCでネットを見たりしていると引っかかる(一瞬止まる)ことがあり、初めはサイト側の問題かな?とも思ったんですが、大手サイトでも読み込みが一瞬止まったりとなにやらこれは自分の環境に問題があるのではないかと思い始めたのもきっかけです。

要は、回線速度は恐らくそこまで変わらないだろうと予測しています。

光回線の1Gbpsなので、CAT6aのLANケーブルで速度は十分でているはず。

問題は私のPC環境周辺でノイズ干渉、いわゆる電磁波による影響をLANケーブルが受けているのではないかと。

そういうことを踏まえながら、それではさっそく速度比較をしていきます。

google速度テストでCAT6aとCAT8の速度比較

googleで「スピードテスト」と検索すれば出て来る速度テスト。

朝6時前に測定。

※赤線は数値が高い方を示しています。

測定回数回線CAT6aCAT8
1回目DOWN
UP
651.6Mbps
484.3Mbps
628.2Mbps
470.5Mbps
2回目DOWN
UP
661.9Mbps
377.4Mbps
640.5Mbps
415.9Mbps
3回目DOWN
UP
598.4Mbps
411.9Mbps
690.5Mbps
453.7Mbps
4回目DOWN
UP
680.0Mbps
474.2Mbps
689.6Mbps
414.6Mbps
5回目DOWN
UP
640.6Mbps
433.9Mbps
628.9Mbps
456.8Mbps
平均速度DOWN
UP
646.5Mbps
436.3Mbps
655.5Mbps
442.3Mbps
最高速度DOWN
UP
680.0Mbps
484.3Mbps
690.5Mbps
470.5Mbps
最低速度DOWN
UP
598.4Mbps
377.4Mbps
628.2Mbps
414.6Mbps

CAT6aは速度がガクッと落ちたり、最高速度と最低速度の差が上下ともに100Mbps程度あるのが気になりますね。

CAT8の方はDOWNが600Mbps、UPが400Mbpsを下回っていません。安定して速度がでているように見えます。

fast.comでCAT6aとCAT8の速度比較

インターネット回線の速度テスト
ダウンロードスピードはどのくらいですか? FAST.comはお客様のISPスピードを数秒で測定いたします。

朝6時前後に測定。下り回線のみ。

測定回数CAT6aCAT8
1回目740Mbps750Mbps
2回目660Mbps710Mbps
3回目730Mbps750Mbps
4回目710Mbps760Mbps
5回目740Mbps740Mbps
6回目740Mbps760Mbps
7回目720Mbps700Mbps
8回目730Mbps790Mbps
9回目740Mbps720Mbps
10回目750Mbps740Mbps
平均速度726Mbps742Mbps
最高速度750Mbps790Mbps
最低速度660Mbps700Mbps

CAT8は全て700Mbps以上で、最高速度の790Mbpsを叩き出しています。

一方でCAT6aは、最低速度の660Mbpsという謎のガクッと速度低下が起きる現象が再び。

測定してて思ったのは、やはりCAT8の方が安定しているように感じました。

STNet速度測定サイトでCAT6aとCAT8の速度比較

ピカラ光ねっとからのアクセスでないと利用できない専用サイト。
http://speed.pikara.ne.jp/index.html

朝6時30分前後に測定。

測定回数回線CAT6aCAT8
1回目DOWN
UP
645.9Mbps
584.3Mbps
744.2Mbps
582.7Mbps
2回目DOWN
UP
496.1Mbps
578.6Mbps
786.2Mbps
577.7Mbps
3回目DOWN
UP
368.7Mbps
580.2Mbps
702.3Mbps
580.1Mbps
4回目DOWN
UP
636.4Mbps
580.0Mbps
758.5Mbps
581.4Mbps
5回目DOWN
UP
381.2Mbps
578.8Mbps
718.1Mbps
576.1Mbps
平均速度DOWN
UP
505.6Mbps
580.3Mbps
741.8Mbps
579.6Mbps
最高速度DOWN
UP
645.9Mbps
584.3Mbps
786.2Mbps
582.7Mbps
最低速度DOWN
UP
368.7Mbps
578.6Mbps
702.3Mbps
576.1Mbps

これはちょっとなにかの間違いではないかと、測定しながら思っていました。

なぜか6aの下り回線だけおかしな数値になっており、これはなんかのエラーでは?と。

しかし上り回線がほぼ一緒で、エラーなどではないような気も。

下り回線での差は、平均速度では240Mbps、最高速度では140Mbps、最低速度にいたっては340Mbpsもの差がついています。

さすがにこれはおかしいと思い、別日に測定し直しました。

朝4時ごろの測定結果です。

測定回数回線CAT6aCAT8
1回目DOWN
UP
717.5Mbps
577.5Mbps
625.7Mbps
579.3Mbps
2回目DOWN
UP
770.0Mbps
486.5Mbps
665.9Mbps
575.9Mbps
3回目DOWN
UP
753.6Mbps
576.6Mbps
766.1Mbps
579.7Mbps
4回目DOWN
UP
652.8Mbps
581.5Mbps
680.2Mbps
577.0Mbps
5回目DOWN
UP
589.8Mbps
487.5Mbps
702.3Mbps
359.0Mbps
6回目DOWN
UP
692.3Mbps
577.6Mbps
652.2Mbps
577.9Mbps
平均速度DOWN
UP
696.0Mbps
547.8Mbps
682.0Mbps
541.4Mbps
最高速度DOWN
UP
770.0Mbps
581.5Mbps
766.1Mbps
579.7Mbps
最低速度DOWN
UP
589.8Mbps
486.5Mbps
625.7Mbps
359.0Mbps

今回の測定数値では、ほとんど変わらない結果に。

前回のCAT6a下り回線の落ち込みは、なんだったんでしょうかね?

たまたまなにかの原因で低かったのか謎です。

ブロードバンドスピードテストでCAT6aとCAT8の速度比較

ブロードバンドスピードテスト(回線速度・通信速度測定診断サイト)
回線速度や通信速度のスピードテストができます。速度向上の裏技もあります。

朝4時頃の測定結果です。

測定回数回線CAT6aCAT8
1回目DOWN
UP
838.39 Mb/s
571.78 Mb/s
838.98 Mb/s
568.74 Mb/s
2回目DOWN
UP
876.99 Mb/s
573.74 Mb/s
825.35 Mb/s
574.60 Mb/s
3回目DOWN
UP
845.43 Mb/s
567.79 Mb/s
826.79 Mb/s
571.96 Mb/s
4回目DOWN
UP
840.40 Mb/s
569.28 Mb/s
792.67 Mb/s
571.24 Mb/s
5回目DOWN
UP
859.17 Mb/s
574.86 Mb/s
796.40 Mb/s
573.82 Mb/s
6回目DOWN
UP
812.99 Mb/s
574.76 Mb/s
841.17 Mb/s
573.76 Mb/s
平均速度DOWN
UP
845.56 Mb/s
572.03 Mb/s
820.22 Mb/s
572.35 Mb/s
最高速度DOWN
UP
876.99 Mb/s
574.86 Mb/s
841.17Mb/s
574.60Mb/s
最低速度DOWN
UP
812.99Mb/s
567.79Mb/s
792.67Mb/s
568.74Mb/s

CAT6aの方が数値が高いですね。

上り回線は頭打ち状態で、ほぼ同じ結果。

BNRスピードテストでCAT6aとCAT8の速度比較

BNR スピードテスト 回線速度/通信速度 測定
ご利用中のネット回線の通信速度が測定可能。iPhone/iPad、Android等のスマートフォンでの測定にも対応。

朝4時30分ごろの測定結果です。

下り回線のみ。

測定回数CAT6aCAT8
1回目429.23Mbps411.69Mbps
2回目226.57Mbps346.85Mbps
3回目303.70Mbps495.65Mbps
4回目461.36Mbps340.73Mbps
5回目390.09Mbps484.43Mbps
6回目453.14Mbps352.96Mbps
7回目395.61Mbps448.78Mbps
8回目474.31Mbps337.00Mbps
9回目457.02Mbps437.37Mbps
10回目475.90Mbps442.53Mbps
平均速度406.77Mbps409.79Mbps
最高速度475.90Mbps495.65Mbps
最低速度226.57Mbps337.00Mbps

他の測定サイトとほとんど同じ傾向です。

こちらの測定でも、CAT6aの最低速度がガクッと落ちて足を引っ張ってます。

LANケーブル|CAT6aとCAT8の速度比較の感想

速度的にはどちらもそれほど変わらず、CAT8の方がやや速いかなという結果でした。

私が予想した通り、速度的にはあまり変わらないようです。

実際にCAT6aの方が、やや速いサイトもありましたし。

私としてはガクッと速度が落ちる現象を確認できたのが、一番大きかったですかね。

しかもCAT6aだとその落ち幅が大きいこと、CAT8だと落ち幅が少ないこと、これが分かっただけでもかなりの収穫です。

私の環境だとなんらかの原因で急激な速度低下が起き、LANケーブルがCAT8だとそれを緩和することができる。

やはりノイズ干渉なんでしょうかね?

これ以上は素人にはなかなか難しいですね、原因を特定するのは。

CAT8にしてからネットを見てて一瞬読み込みで止まるとかは無くなったので、なんだかんだLANケーブルをCAT8に変えて良かったです。

ただしこれはあくまでも、私の環境下での結果であることはご注意ください。

必ずしも同じ結果が出るとは限りませんので。

CAT6aからCAT8に交換して速度を比較してみたのまとめ

UGREEN LANケーブル CAT8は、いかがだったでしょうか?

まさかCAT6aでこんな急激な速度低下が起きていたなんて。

原因が電磁波による干渉なのか特定はできませんが、ネットを見てる時の一瞬読み込みが止まる現象が解消されて本当に良かったです。

結構イライラするんですよね一瞬止まると。

これからLANケーブルを購入される方はCAT8でいいかもしれませんね、価格的にCAT6aとさほど差もないですし。

ただし環境によってはCAT6aかCAT8のどちらが良いのかは未知数なので、両方持っとくのが一番良いのかもしれません。

自環境に合うLANケーブルがどっちかなんて、実際に試さないと分からないですからね。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございます。また別の記事でお会いしましょう。

ざんまい でした。

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